みの‐が【蓑蛾】
鱗翅(りんし)目ミノガ科のガの総称。雄は主に黒褐色で翅(はね)をもち、よく飛ぶ。雌は翅が退化して蛆(うじ)状で、成虫になっても蓑の中で過ごし、雄の飛来を待って交尾・産卵する。幼虫はミノムシ。
みの‐がい【蓑貝】
ミノガイ科の二枚貝。海岸の岩石に足糸で固着する。貝殻は卵円形で、殻長約8センチ。殻表は純白で太い放射状の肋(ろく)があり、肋上に鱗片(りんぺん)状の突起が並ぶ。本州中部以南に分布。
ミノルカ【Minorca】
鶏の一品種。ふつう全身黒色で、卵用種。原産地のミノルカ島から英国に輸入。
みふ‐うずら【三斑鶉/三府鶉】
チドリ目ミフウズラ科の鳥。全長約14センチで、ウズラに似る。足指は3本しかなく、雄が営巣・抱卵・育雛(いくすう)を行い、羽色は地味な褐色。雌のほうが羽色がはっきりしている。熱帯アジアに分布。日本...
み‐ぶんか【未分化】
1 いくつかの要素が一つに入りまじって、分かれていないこと。「—の社会形態」 2 受精卵やES細胞・iPS細胞など分化万能性をもつ細胞が、体細胞や生殖細胞に分化していない状態。
みみな‐ぐさ【耳菜草】
ナデシコ科の越年草。道端に生え、高さ15〜25センチ。根元から枝分かれし、茎は暗紫色。茎・葉に毛がある。葉は卵形で、形をネズミの耳に見立ててこの名があるという。春から夏、白い5弁花を開く。若葉は食用。
ミモザ‐サラダ【mimosa salad】
ゆで卵の卵黄を裏ごし、あるいはみじん切りにして、サラダの上に飾ったもの。卵黄の黄色をミモザの花に見たてた名称。
みやま‐あけぼのそう【深山曙草】
リンドウ科の多年草。高山の岩地に生え、高さ約30センチ。茎は直立して、毛はない。葉は対生し、卵状楕円形。8月ごろ、暗紫色の花を総状につける。
みやま‐うずら【深山鶉】
ラン科の多年草。常緑で、山中の林内に生える。茎は白色を帯び、地をはう。葉は卵形で、葉面に白斑がある。夏、白色または淡紅色の花をつける。
みやま‐かたばみ【深山酢漿草】
カタバミ科の多年草。山地に生え、葉は倒卵形の3枚の小葉からなる複葉。4、5月ごろ、白色に淡紫色のすじのある5弁花をつける。叡山(えいざん)かたばみ。