あまのかわら【天の河原】
大阪府枚方(ひらかた)市禁野の古称。また、そこを流れる天野川の古称。
あま‐の‐はら【天の原】
[名] 1 広々とした大空。「—ふりさけ見れば大君の御寿(みいのち)は長く天足らしたり」〈万・一四七〉 2 日本神話で、天上界のこと。高天原。「—石門(いはと)を開き神上がり」〈万・一六七〉 ...
あられ‐まつばら【霰松原/安良礼松原】
大阪市住之江区安立(あんりゅう)付近にあった松原。「あらら松原」の変化したものか。[歌枕]「霰打つ—住吉(すみのえ)の弟日娘(おとひをとめ)と見れど飽かぬかも」〈万・六五〉
ありはら【在原】
⇒ありわら
ありわら【在原】
姓氏の一。平城天皇の皇子阿保(あぼ)親王の子に賜った姓。 [補説]「在原」姓の人物在原滋春(ありわらのしげはる)在原業平(ありわらのなりひら)在原行平(ありわらのゆきひら)
あわづ‐が‐はら【粟津原】
大津市の琵琶湖に臨む松原。近江八景の一「粟津の晴嵐(せいらん)」は、晴天時に山風がここを吹き渡る光景をいった。木曽義仲討ち死にの地。
あわら
福井県北端の市。平成16年(2004)芦原(あわら)町、金津(かなづ)町が合併して成立。吉崎御坊(よしざきごぼう)や芦原温泉など観光資源に恵まれている。人口3.0万(2010)。
いき‐の‐まつばら【生の松原】
福岡市西区姪浜の海岸。白砂青松の景勝地。元寇防塁跡がある。神功皇后が新羅遠征の折に松を植えたという。和歌などでは「行き」「生き」にかけて用いる。[歌枕]「都へと—いきかへり君が千年(ちとせ)にあ...
いこま‐こうげん【生駒高原】
宮崎県南西部、小林市にある高原。霧島山北東部の夷守(ひなもり)岳(標高1344メートル)北麓に広がる。標高400〜500メートル。春は菜の花、秋はコスモスが一面に咲き、観光名所となっている。
いしきりかじわら【石切梶原】
浄瑠璃「三浦大助紅梅靮(みうらのおおすけこうばいたづな)」を、三段目の切(きり)「星合寺」(現行は鎌倉八幡宮)の段を中心に上演するときの通称。特に歌舞伎でいう。