おんな‐せつぶん【女節分】
江戸時代、正月19日に、女子が京都吉田神社の厄払い神事(疫神祭)に参詣したこと。節分に参詣する代わりにしたことから、この名がついたとされる。吉田の清祓(きよはらえ)。吉田の大祓。《季 新年》
かく‐や【隔夜】
1 ひと晩おき。 2 ひと晩ごと。 3 ひと晩ずつ神社仏閣を泊まり歩いて修行すること。隔夜参詣。隔夜詣(かくやもうで)。「鈍太郎殿は、元結(もとゆひ)を切って、—におでやったと申したが」〈虎明狂...
かくや‐どうしん【隔夜道心】
隔夜参詣をして修行する僧。「此の尊い—に鈍太郎といふ名があるものか」〈虎寛狂・鈍太郎〉
かけ‐おび【掛(け)帯】
1 社寺参詣の女性が、物忌みのしるしとして用いた赤い帯。赤色の絹を畳み、胸の前に掛け、背後で結んだもの。 2 近世の女子の盛装に用いた裳(も)のひも。裳の大腰につけ、肩に掛けて胸の前で結ぶもの。
かさぎ‐れんが【笠着連歌】
中世以降、寺社の祭や法会に行われ、参詣人などが自由に参加できた、庶民的な連歌。着座した連衆(れんじゅ)以外は、立ったまま笠もぬがずに句を付けたので、この名がついた。花の下(もと)連歌の流れをくむもの。
かすがりゅうじん【春日竜神】
謡曲。五番目物。栂尾(とがのお)の明恵(みょうえ)上人が渡唐のいとまごいに春日明神に参詣すると、明神が現れて入唐を戒める。
かみ‐もうで【神詣で】
[名](スル)神社に参詣すること。かみまいり。
かも【賀茂/加茂】
謡曲。脇能物。金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。播磨(はりま)の室(むろ)の明神の神職が賀茂神社に参詣すると、御祖神(みおやのしん)と別雷神(わけいかずちのかみ)が現れ、神徳を説く。
かんのん‐こう【観音講】
1 観音経を講じる法会。 2 観世音菩薩を信仰し、参詣するために組織された団体。
がっ‐さん【月参】
毎月一定の日に神社や寺に参詣(さんけい)すること。つきまいり。