とりつき‐どころ【取(り)付き所】
頼りにしてすがるところ。取り付く島。取り付き端(は)。「そう云っちゃ—もないが」〈漱石・坊っちゃん〉
とりつき‐は【取(り)付き端】
《「とりつきば」とも》「取り付き所」に同じ。「如何にも—がない」〈福沢・福翁自伝〉
とり‐つぎ【取(り)次ぎ】
1 取り次ぐこと。連絡・仲介すること。また、その人。「来客の—をする」 2 自己の名で委託販売などを行い、計算は委託者に帰する取引行為をすること。
とりつぎ‐しょう【取次商】
取り次ぎに関する行為をする商人。商法では問屋・運送取扱人・準問屋の3種を認めている。
とりつぎ‐じょ【取次所】
取り次ぎをする所。
とりつぎ‐てん【取次店】
客の注文を受けて商品・サービスの取り次ぎをする店。
とり‐つ・く【取(り)付く】
[動カ五(四)] 1 しっかりとつかまる。すがりつく。とりすがる。「救命ブイに—・く」 2 しっかりと組みつく。組みかかる。「岩場に—・く」「一人に五、六人が—・く」 3 新しく物事を始める。...
取(と)り付(つ)く島(しま)
頼りとしてすがるところ。取り付き所。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる。「つっけんどんで—もない」 [補説]文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「取...
とり‐つく・す【取(り)尽(く)す】
[動サ五(四)] 残らず取ってしまう。全部取る。「実を—・す」
とり‐つくろ・う【取(り)繕う】
[動ワ五(ハ四)] 1 ととのえて見よくする。「体裁を—・う」 2 不都合などを隠そうとしてうわべを飾る。「陽気に振る舞って悲しみを—・う」 3 間に合わせに修繕する。「ふすまの破れを—・う」 ...