じょ‐しょう【叙唱】
⇒レチタティーボ
じょ‐じ【叙事】
事実や事件を、ありのままに述べ記すこと。また、その述べ記したもの。→叙情
じょじ‐し【叙事詩】
叙情詩・劇詩とともに詩の三大部門の一。歴史的事件、英雄の事跡、神話などを題材に、民族または国民共同の意識を仮託した長大な韻文。「イリアス」「オデュッセイア」「ニーベルンゲンの歌」など。エピック。
じょじ‐たい【叙事体】
主観や批評を避けて、事実をありのままに述べることを主とする文体。
じょじてき‐えんげき【叙事的演劇】
《(ドイツ)Episches Theater》ブレヒトが提唱した演劇理論。観客の感性に訴えるような従来の演劇に対し、距離をもって批判的に観察・認識させようとする演劇の方法。叙事詩的演劇。
じょじ‐ぶん【叙事文】
叙事体で書かれた文章。歴史・記録・報告などの文章。
じょ‐じゅつ【叙述】
[名](スル)物事について順を追って述べること。また、その述べたもの。「事件をありのままに—する」
じょじゅつ‐トリック【叙述トリック】
推理小説の手法の一。文章の記述上の仕掛けによって、読者をわざと誤認に導くもの。一般に、記述から想像される人物像や犯人像に関する読者の先入観を欺くものが多い。
じょ‐じょう【叙上】
前に述べたこと。上述。前述。「—の方法」
じょ‐じょう【叙情/抒情】
自分の感情を述べ表すこと。→叙事