くち‐だて【口立て】
《「くちたて」とも》 1 完全な脚本がなく、おおよその筋だけ立てておき、俳優どうしが口頭の打ち合わせで芝居をまとめていくこと。 2 大げさに言い立てること。「年がよったほどに—をばせいで」〈史記...
くち‐ちょうほう【口調法】
[名・形動ナリ]口先のうまいこと。また、そのさま。口じょうず。口達者。「それがしも—を以(もっ)て、ほってと(=充分ニ)持て成いて帰さう」〈虎寛狂・鱸庖丁〉
くち‐ぢか・い【口近い】
[形][文]くちぢか・し[ク]《近世語》 1 身近でありふれている。話題にしやすい。「およそ人の知った、—・いめりやすの分」〈黄・艶気樺焼〉 2 口当たりがよい。人の受けがよい。「—・い湯加減を...
くち‐ぢゃ【口茶】
出がらしの茶にそのまま新しい茶を加えること。また、その茶。
くち‐つき【口付き】
1 口の形。口もとのようす。「かわいい—」 2 ものの言い方。しゃべり方。「無愛想な—」 3 「口付きタバコ」の略。 4 歌の詠みぶり。「さても、あさましの—や。これこそは手づからの御事の限りな...
くちつき‐タバコ【口付きタバコ】
吸い口のついている紙巻きタバコ。
くち‐つぎ【口次ぎ】
話を取り次ぐこと。また、その人。口入れ。「—の嚊(かか)に身まかせて」〈浮・織留・六〉
くち‐つづみ【口鼓】
口で鼓を打つような音を出すこと。舌つづみ。「—を撃ち伎(わざ)を為して歌曰(うた)ひけらく」〈記・中〉
くち‐づ・く【口付く】
[動カ四] 1 言い慣れる。口癖になる。「皆人—・きたる物語なれば詳しく書きのぶるに及ばず」〈十訓抄・六〉 2 以前には食べられなかったものが口に慣れて食べられるようになる。〈日葡〉 [動カ...
くちづけ
増村保造監督による映画の題名。昭和32年(1957)公開。増村の初監督作品。出演、川口浩、野添ひとみほか。