こうじょう‐しょ【口上書】
外交文書の一。相手国に対してある意向を伝えるため、口頭で述べる代わりに文書にして渡すもの。
こうじょう‐ちゃばん【口上茶番】
身振りを入れず、座ったまま、せりふだけで演じるこっけいな茶番。→茶番2
こうじょう‐にん【口上人】
「口上言い」に同じ。
こうじょう‐ぶれ【口上触れ】
歌舞伎で、頭取がこれから口上が始まることを触れること。また、浄瑠璃の所作事を演じる前に、舞台でその役割や演奏者名を読み上げること。浄瑠璃触れ。
こう‐じるし【口印】
接吻(せっぷん)。江戸後期の流行語。「手つけの—までやらかして」〈滑・膝栗毛・初〉
こう‐すう【口数】
1 人口の数。人数。 2 項目・品物・申し込みなどの数。くちすう。
こう‐せき【口跡】
言葉遣い。話しぶり。特に、歌舞伎俳優のせりふの言い方。また、その声色。
こう‐せん【口栓】
容器の注ぎ口部分のこと。飲料用の紙容器や、洗剤などの詰め替え用袋に取り付けられるものをさしていうことが多い。
こう‐せん【口銭】
1 売買の仲介をした場合の手数料。コミッション。「二割の—を取る」 2 「くちせん2」に同じ。
こう‐ぜつ【口舌】
1 口と舌。 2 口先だけの言葉。物言い。くぜつ。「人生の目的は—ではない実行にある」〈漱石・吾輩は猫である〉