こ‐じき【乞食】
《「こつじき」の音変化》 1 食物や金銭を人から恵んでもらって生活すること。また、その人。ものもらい。おこも。 2 「こつじき1」に同じ。「食ふべき物なし。雪消えたらばこそ、出でて—をもせめ」〈...
ごぎょう‐ぼん【五行本】
義太夫節の詞章を書いた版本の一種。省略なしに全段を書いた丸本に対して、一部分だけ抜き出したもの。太夫が見やすいように、大きい字で1ページに五行の割で書いてあるところからいう。稽古本。
しんこしょ‐てん【新古書店】
新書店でもまだ売られているような比較的新しい古本を、新品に近い状態で安く売る店。
しん‐ぽん【新本】
1 新刊の本。 2 他人の手に渡ったことのない新しい本。⇔古本(ふるほん・こほん)。
せつようしゅう【節用集】
室町中期に成立した国語辞書。編者未詳。語をいろは順に分け、さらに天地・時節・草木などの門を立て、意義によって分類・配列したもの。また、江戸時代にはこれを改編・増補した多種多様の節用集が刊行され、...
なにに‐まれ【何にまれ】
[連語]《「なににもあれ」の音変化》なんであってもかまわない。どれと限らず。「彼はそのために—仕事のありしだい身を骨灰にして働いた」〈中勘助・菩提樹の蔭〉 「—、かにまれ、手にあたらん物を取りて...
にし‐ざま【西方】
西のほう。西の方角。せいほう。「二条より—に」〈古本説話集・上〉
ぬすま・う【盗まふ】
[動ハ四]《連語「盗まう」から》すきをぬすむ。「人にも見せず、—・はれて食ふほどに」〈古本説話集・下〉
のぞ・く【覗く/覘く/窺く/臨く】
[動カ五(四)] 1 物陰やすきま、小さな穴などから見る。「鍵穴から—・く」「部屋を—・く」 2 装置を用いて物体を見る。「望遠鏡を—・く」 3 高い所から低い所を見る。「谷底を—・く」 4 ひ...
はたご‐うま【旅籠馬】
旅籠3を背負って運ぶ馬。「—や皮籠(かはご)馬など来着きたり」〈古本説話集・下〉