ふる‐ごろも【古衣】
《「ふるころも」とも》 [名]着古した衣服。古着。ふるぎぬ。「—打棄(うちつ)る人は秋風の立ち来る時に物思ふものそ」〈万・二六二六〉 [枕]が砧(きぬた)でまた打つものであるところから、「...
ふる‐さと【古里/故里/故郷】
1 自分の生まれ育った土地。故郷(こきょう)。郷里。「—に帰る」 2 荒れ果てた古い土地。特に、都などがあったが今は衰えている土地。「君により言の繁きを—の明日香(あすか)の川にみそぎしに行く」...
ふるさとのうぜい‐せいど【ふるさと納税制度】
納税者が自分で選んだ自治体に寄付した場合に、所定の自己負担額を除く全額が所得税および住民税から控除される制度。平成20年度(2008)から導入。 [補説]生まれ故郷に限らず、任意の都道府県や市区...
故郷(ふるさと)は遠(とお)きにありて思(おも)うもの
室生犀星が詩「小景異情」で故郷をうたった部分の冒頭1行。
ふるさと‐わり【ふるさと割】
国が行う地方支援政策の一。都道府県・自治体の指定した旅行券や特産品を割り引いて販売し、その地域での消費活動を支援するもの。
ふる‐ざけ【古酒】
《「ふるさけ」とも》去年以前に仕込んだ酒。長い間貯蔵して熟成させた酒。こしゅ。
ふるし・い【古しい/旧しい】
[形]《主に中世に用いられた語》「古い」に同じ。「詩は意を新しく、語を—・く云ふことがよきなり」〈中華若木詩抄・上〉
ふる‐しょうもん【古証文】
古い昔の証文。古くなって効力を失った証文。
ふる・す【古す/旧す】
[動サ五(四)] 1 使って古くする。現代では動詞の連用形に付いて、何回も…して新しさをなくす意を表す。「着—・す」「言い—・す」「語らはむ人なき里にほととぎすかひなかるべき声な—・しそ」〈かげ...
ふる‐す【古巣】
1 古くなった巣。もとすんでいた巣。《季 春》「—只(ただ)あはれなるべき隣かな/芭蕉」 2 以前住んでいたり、属していたりした所。「—の課に戻る」