跡(あと)を隠(かく)・す
1 行方が知れないようにする。「—・す師の行き方や暮れの秋」〈蕪村句集〉 2 死骸を葬る。「我空しくなるならば、…御僧に刀脇差し参らせて、—・せ」〈仮・竹斎・下〉
アナグラム【anagram】
つづり字の位置を変えて、別の語句をつくること。また、その遊び。「evil(悪)」が「live(生きる)」になるなど。字なぞ遊び。
アフォリズム【aphorism】
物事の真実を簡潔に鋭く表現した語句。警句。金言。箴言(しんげん)。
あぶらかす【油糟】
江戸前期の俳諧論書「新増犬筑波集」の上巻。松永貞徳著。寛永20年(1643)刊。山崎宗鑑の「犬筑波集」の前句に付句をし、自派の付合(つけあい)の方法や作風を示したもの。→淀川(よどがわ)
あま‐ごい【雨乞い】
日照りが続いたとき、雨が降るように神仏に祈ること。《季 夏》「—も甲斐なき月の小村かな/句仏」
甘茶(あまちゃ)でかっぽれ塩茶(しおちゃ)でかっぽれ
俗謡「かっぽれ」の囃子詞(はやしことば)。「かっぽれかっぽれ」に続く文句。
あまのがわ【天の川】
俳句雑誌。大正7年(1918)創刊、昭和36年(1961)廃刊。富安風生・横山白虹らが出た。昭和10年ころより無季俳句、戦後は口語俳句運動を推進。
アメリカ
《(ドイツ)Amerika》カフカの長編小説「失踪者」の別題。著者没後、遺稿を整理した編者マックス=ブロートがつけたもの。その後の研究で、著者の予定していた題名が「失踪者」であったと判明したた...
あやめ‐がたな【菖蒲刀】
端午の節句に、ショウブの葉を刀に見立てて男児が腰に差したもの。後世は飾り物として節句に飾った木太刀。しょうぶがたな。あやめだち。
あやめ‐ざけ【菖蒲酒】
ショウブの根を細かく刻んで浸した酒。邪気を払うため、端午の節句に飲んだ。しょうぶざけ。《季 夏》