よるのねざめ【夜の寝覚】
平安後期の物語。5巻または3巻。作者は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)と伝えられるが未詳。成立年未詳。中の君寝覚の上と中納言との悲恋物語。源氏物語の影響が強い。夜半(よわ)の寝覚。寝覚。
ら【等】
[接尾] 1 人を表す名詞や代名詞などに付く。 ㋐複数で、一つにとどまらないこと、その他にも同類があることの意を表す。「君—」「藤原のときざね、橘のすゑひら、長谷部のゆきまさ—なむ御館(みたち)...
らい‐ゆう【来遊】
[名](スル) 1 来て遊ぶこと。遊びに来ること。「君復た巴里に—すべし」〈織田訳・花柳春話〉 2 回遊魚がやって来ること。「季節—魚」
ラ‐ジョコンダ【(イタリア)La Gioconda】
レオナルド=ダ=ビンチ作の絵画「モナ=リザ」の別題。 ポンキエッリ作曲のイタリア語によるオペラ。全4幕。1876年初演。ユゴーの戯曲「パドバの暴君アンジェロ」を題材とする。第3幕の舞踏会のシ...
らん【蘭】
[人名用漢字] [音]ラン(呉)(漢) 1 キク科の草の名。フジバカマ。「蘭草」 2 ラン科植物の総称。また、それに類したもの。「金蘭・紫蘭・春蘭・鈴蘭(すずらん)・葉蘭(はらん)・木蘭・君子蘭...
らん‐けい【蘭蕙】
蘭と蕙。ともに香草で、賢人君子にたとえられる。
らん‐ちく【蘭竹】
東洋画の画題の一。蘭に竹を配したもの。蘭は世に埋もれた高節の士に、竹は冬の風雪にも緑を失わないところから君子にたとえられ、文人画家が好んで描いた。
ランブイエ‐じょう【ランブイエ城】
《Château de Rambouillet》フランス中北部、イブリーヌ県の都市ランブイエにある城。14世紀に建造され、ルイ16世やナポレオン1世など歴代君主が利用した。現在はフランス大統領の...
らん‐ぽう【鸞鳳】
《「らんほう」とも》鸞鳥と鳳凰(ほうおう)。ともに想像上のめでたい神鳥。君子をたとえていう。また、同志や夫婦のたとえにもいう。
李下(りか)に冠(かんむり)を正(ただ)さず
《スモモの木の下で冠をかぶりなおそうとして手を上げると、実を盗むのかと疑われるから、そこでは直すべきではないという意の、古楽府「君子行」から》人から疑いをかけられるような行いは避けるべきであると...