で‐だな【出店】
《「でたな」とも》支店。でみせ。「上方の—は呉服屋、田舎の出見世では酒もつくる、醤油もつくる」〈滑・続膝栗毛・七〉
のぼり‐あきない【上り商ひ】
都へ上る途中で商いをすること。また、その商人。「江戸に下り本町の呉服棚に売りては、—に奥筋の絹綿ととのへ」〈浮・永代蔵・四〉
はちまんまつりよみやのにぎわい【八幡祭小望月賑】
歌舞伎狂言。世話物。4幕。河竹黙阿弥作。万延元年(1860)江戸市村座初演。文化4年(1807)深川八幡祭で永代橋が落ちた事件と、文政元年(1818)本郷の呉服屋が深川芸者を刺殺した事件を脚色。...
はり‐こ【針子】
呉服店などで、裁縫の仕事をする娘。お針子。
びゃくやをたびするひとびと【白夜を旅する人々】
三浦哲郎の長編小説。自身の家族をモデルに、東北の呉服屋一家の不幸な運命を描く。昭和59年(1984)刊行。第12回大仏次郎賞受賞。
ふと‐もの【太物】
1 絹織物を呉服というのに対して、綿織物・麻織物など太い糸の織物の総称。 2 衣服にする布地の総称。反物(たんもの)。