なめ‐こ【滑子】
モエギタケ科のキノコ。秋から冬にかけ、ブナなどの枯れ木に生える。茶色で、全体が粘液に覆われる。人工栽培もされ、色は淡い。味噌汁の具やおろし和えなどにする。《季 冬》「霧さむき月山—食ひ惜しむ/楸邨」
ぬかみそ‐じる【糠味噌汁】
1 古い糠味噌を味噌代わりにして作った、粗末な汁。 2 《「女郎買いの糠味噌汁」から》家ではけちで、ひどい粗食をすること。「身上は—でぐっとやせ」〈柳多留・五五〉
ねこ‐まんま【猫飯】
猫に与える餌。また、米飯に鰹節(かつおぶし)と醤油、または味噌汁などをかけた人の食事。ねこめし。
ねぶか‐じる【根深汁】
ネギを実にした味噌汁、または、すまし汁。ねぎ汁。《季 冬》「うとましく冷えてしまひぬ—/草城」
ふき‐こぼ・れる【吹き零れる】
[動ラ下一][文]ふきこぼ・る[ラ下二]湯などが煮立って、容器からあふれ出る。「味噌汁が—・れる」「両眼から涙が—・れた」
ふぐ‐じる【河豚汁】
《古くは「ふくじる」とも》フグの肉を実にした味噌汁。鉄砲汁。ふくとじる。《季 冬》「—の我活きて居る寝覚哉/蕪村」
ふ‐のり【布海苔/海蘿】
フノリ科の紅藻の総称。フクロフノリ・マフノリ・ハナフノリなどがある。主に波の荒い外海の岩などに、冬から春にかけて繁茂。体は暗紅色か黄紅色の円柱状などで、枝分かれする。板状に加工され、煮溶かして主...
み【実/子】
《「身」と同語源》 1 植物の種子・果実。みのり。「花が咲いて—がなる」 2 汁の中に入っている肉や野菜の類。「味噌汁の—」 3 内容。中身。「—のない議論」「花も—もある取り計らい」
みそ‐がゆ【味噌粥】
味噌汁で煮たかゆ。
よそ・う【装う/粧う】
[動ワ五(ハ四)] 1 飲食物を器に盛る。よそる。「味噌汁を—・う」 2 「よそおう2」に同じ。「強いて嬉しげを—・うて」〈露伴・連環記〉 3 「よそおう1」に同じ。「君なくは何(な)ぞ身—・は...