よび‐つ・ぐ【呼び次ぐ】
[動ガ四]次々に伝えて呼ぶ。「旦那お帰りと、下部が—・ぐ声につれ」〈浄・矢口渡〉
よび‐つけ【呼(び)付け】
1 呼び付けること。 2 「呼び捨て」に同じ。「弟の名を—にする」
よび‐つ・ける【呼(び)付ける】
[動カ下一][文]よびつ・く[カ下二] 1 呼んで自分の所へ来させる。「—・けて注意する」 2 常に呼んで慣れている。呼び慣れる。「ニックネームで—・ける」
よび‐つづ・ける【呼(び)続ける】
[動カ下一][文]よびつづ・く[カ下二]続けて呼ぶ。「わが子の名前を—・ける」
よび‐づかい【呼び使ひ】
呼びに来る使い。招待の使者。「揚屋より—うくれば」〈色道大鏡・三〉
よび‐と・める【呼(び)止める】
[動マ下一][文]よびと・む[マ下二]声をかけて止まらせる。「帰ろうとした友人を—・める」
よび‐とよ・む【呼び響む】
[動マ四]呼び声がひびきとどろく。「そま人は宮木ひぐらし足引の山の山びこ—・むなり」〈古今・物名〉 [動マ下二]呼び声をひびきとどろかせる。「秋されば山もとどろにさ雄鹿は妻—・め」〈万・一〇五〇〉
よび‐と・る【呼び取る】
[動ラ四]そば近くに呼ぶ。呼び寄せる。「翁を—・りて言ふやう」〈竹取〉
よび‐どい【呼樋】
軒樋(のきどい)と竪樋(たてどい)とを連結する樋。上部の広がる形から、鮟鱇(あんこう)とも。
よび‐どき【呼び時】
1 呼ぶのに都合のよい時。呼ぶ潮時。 2 結婚にふさわしい年齢。特に、嫁をとるべき年ごろ。「その弟に—になり」〈浮・一代女・四〉