とう‐るい【等類】
1 同等の種類。同類。 2 仲間。ともがら。 3 和歌・連歌・俳諧で、素材や表現などが他の作品と類似すること。また、その歌や句。同類。
とつ‐がわ【十津川】
奈良県南部を流れる川。上流は山上ケ岳付近に源を発する天(てん)ノ川で、南流して和歌山県に入り熊野川となる。
とめ‐く【止(め)句】
和歌・俳句などで、使用を忌み避ける句。禁句。
とも‐が‐しま【友ヶ島】
和歌山県北西部、紀淡海峡にある無人島群の総称。地(ぢ)ノ島・沖ノ島と付属の2島からなる。第二次大戦終結まで瀬戸内海入口の要塞になっていた。沖ノ島はキャンプ場・海水浴場。瀬戸内海国立公園に属する。
どう‐か【道歌】
道徳的な教えをわかりやすく詠み込んだ和歌。例えば、千利休の「その道に入らんと思ふ心こそ我が身ながらの師匠なりけれ」の類。
どうじょう‐じ【道成寺】
和歌山県日高郡日高川町にある天台宗の寺。山号は天音山。開創は寺伝によれば大宝元年(701)、開山は義淵、開基は紀道成(きのみちなり)。安珍と清姫の伝説で有名。鐘巻寺。日高寺。→安珍清姫(あんち...
どうじょう‐は【堂上派】
近世和歌の一派。二条家の歌学派中、細川幽斎(ほそかわゆうさい)以来の古今伝授(こきんでんじゅ)を受け継いだ公家歌人の系統。中院通勝(なかのいんみちかつ)・烏丸光広(からすまるみつひろ)・三条西実...
どろ‐きょう【瀞峡】
三重・奈良・和歌山3県の県境にある峡谷。熊野川の支流北山川にあり、上流から奥瀞峡(北山峡)・上(かみ)瀞峡・下(しも)瀞峡の三つに分けられる。下瀞峡の玉置口(たまいぐち)田戸(たど)の約1.2キ...
どろ‐はっちょう【瀞八丁】
《「とろはっちょう」とも》和歌山・奈良・三重の3県境付近にある峡谷。熊野川支流の北山川の瀞峡の下流部で、長さ1.2キロ。
なえ‐に
[連語]《連語「なえ」+格助詞「に」》「なえ」に同じ。「うぐひすの音聞く—梅の花我家(わぎへ)の園に咲きて散る見ゆ」〈万・八四一〉 [補説]主として上代に用いられ、中古以降は和歌の中で用いられた。