しな‐じな【品品】
[名] 1 さまざまの品。「祝いの—」 2 さまざまの種類。「三尺の御厨子一よろひに、—しつらひすゑて」〈源・紅葉賀〉 3 さまざまな身分・家柄・階級。「その—やいかに」〈源・帚木〉 [副]...
しなじな・し【品品し】
[形シク]品格が高くすぐれている。上品である。「頭つき、容体ほそやかに—・しくきよらなるに」〈前田本夜の寝覚・一〉
しな‐ぞろえ【品揃え】
商品を用意すること。また、その種類。「豊かな—」
しな‐だし【品出し】
商品を店の奥から出すこと。また、商品を出して店頭に並べること。
しな‐だま【品玉】
1 いくつもの玉や小刀などを空中に投げ上げては巧みに受け止める曲芸。たまとり。 2 手品。
しなだま‐し【品玉師】
品玉の曲芸を演ずる者。品玉使い。品玉取り。
しなだま‐つかい【品玉使い/品玉遣い】
「品玉師」に同じ。
品玉(しなだま)も種(たね)から
手品も種があってはじめてできる。何事も材料がなければできないことのたとえ。
しな‐づけ【品付け】
「品書き」に同じ。
品(しな)無(な)・し
1 品がない。下品だ。「心やすくうち棄てざまにもてなしたる、—・きことなり」〈源・常夏〉 2 あいきょうがない。無愛想だ。「御手をじっとしめ給へば、—・くぴんと振り放し」〈浄・井筒業平〉