くみ‐うた【組歌/組唄】
三味線・箏(そう)で、既成の歌詞をいくつか組み合わせて1曲に作曲したもの。地歌(三味線組歌)・箏曲(箏(こと)組歌)の最古の形式。修業の便宜上、表組・裏組などに分類している。組。
くわつみ‐うた【桑摘み歌】
民謡の一種で、桑摘みのときにうたう歌。《季 春》
げざ‐うた【下座唄】
歌舞伎で囃子方のうたう唄。俳優の出入りや立ち回りの際の唄、場面の雰囲気を表す唄などがある。
こ‐うた【小唄】
1 「小歌(こうた)3」に同じ。 2 三味線音楽の一種。端唄(はうた)から変化した、三味線のつま弾きを伴奏とする短い歌曲。江戸末期に発生し、現代に及ぶ。江戸小唄。早間(はやま)小唄。 3 明治末...
こびき‐うた【木挽き歌/木挽き唄】
木挽き職人がのこぎりで木をひくときにうたう仕事歌。
こまひき‐うた【駒牽き唄】
民謡で、馬子(まご)が馬を引きながらうたう唄。
こめつき‐うた【米搗き歌】
民謡の一種で、玄米をついて精白するときの仕事歌。
こもり‐うた【子守歌/子守唄】
子供をあやしたり、寝かしつけたりするためにうたう歌。また、それをもとにした歌曲や器楽曲。日本では、子守女が自分の境遇を嘆いたり、望郷の思いを述べたりする内容のものが多い。
こもろ‐まごうた【小諸馬子唄】
長野県の民謡で、小諸地方に伝わる馬子唄。小諸節。
さお‐うた【棹歌】
船頭などが棹をさしながらうたう歌。ふなうた。さおのうた。とうか。