きょう‐うた【京唄/京歌】
⇒上方唄(かみがたうた)
きょうがのこむすめどうじょうじ【京鹿子娘道成寺】
歌舞伎舞踊。長唄。藤本斗文作詞、杵屋作十郎・杵屋弥三郎作曲。宝暦3年(1753)江戸中村座で初世中村富十郎が初演。能を舞踊化した、道成寺物の代表作。娘道成寺。道成寺。
ぎおんこうた【祇園小唄】
長田幹彦作詞、佐々紅華作曲による日本の歌謡曲。昭和5年(1930)発表。長田の小説を原作とする映画「祇園小唄絵日傘」の主題歌。
ぎょさん【魚山】
中国山東省にある山。魏(ぎ)の曹植(そうしょく)が空中に梵天(ぼんてん)の声を聞いて、梵唄(ぼんばい)(声明(しょうみょう))を作ったという伝説の地。
京都の大原付近の称。また大原の来迎院。...
ぎん‐がわり【吟替(わ)り/吟変(わ)り】
1 薩摩琵琶の旋律型の一。悲哀・憂愁の場面などに、高い音域でうたわれる。 2 小唄の節に合わない声。
くう‐ざん【空山】
人けのない寂しい山。「馬子唄が、春に更けた—一路の夢を破る」〈漱石・草枕〉
くさずり‐びき【草摺引き】
曽我五郎時致と朝比奈三郎義秀が鎧(よろい)の草摺を引き合って力比べをした故事。浄瑠璃・歌舞伎などに脚色され、特に歌舞伎舞踊の長唄「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」が有名。
くさつ‐ぶし【草津節】
群馬県草津温泉の民謡。高温の湯を板でかき回して適温にする共同作業で歌われる作業唄。囃子詞(はやしことば)が「チョイナチョイナ」というものと「ヨホホイ」というものとの2種類がある。前者は一般には草...
く‐そう【九僧】
大法会での九人の役僧。導師・呪願(じゅがん)師・唄(ばい)師・散華師・梵音(ぼんおん)師・錫杖(しゃくじょう)師・引頭(いんず)・堂達・衲衆(のうしゅう)。
くどき【口説き】
1 くどくこと。また、その言葉。「—じょうず」「—に掛かる」 2 日本音楽で、楽曲の構成単位の一。 ㋐平曲で、素声(しらごえ)に近い単純な旋律をもつ曲節。また、それによって演奏される部分。 ㋑謡...