から‐こと【唐言】
1 「唐語(からことば)」に同じ。「あなむつかしの—書きたる物」〈読・雨月・蛇性の婬〉 2 「挟み詞(ことば)2」に同じ。「茶屋の女—にて合図をし」〈黄・栄花夢〉
から‐ことば【唐語/韓語】
中国語や朝鮮語。また、その他の外国の言語。からこと。〈日葡〉
からこ‐にんぎょう【唐子人形】
唐子の姿をした人形。
からこ‐まげ【唐子髷】
中世から近世へかけての元服前の子供の髪の結い方の一。唐子のように髻(もとどり)から上を二つに分け、頭の上で二つの輪に作ったもの。近世、女性の髪形となった。からわ。
から‐ころも【唐衣/韓衣】
[名]唐風の衣服。袖が大きく、丈が長くて、上前・下前を深く合わせて着るもの。「—君にうち着せ見まくほり」〈万・二六八二〉 [枕]衣服に関する意から、「たつ」「きる」「なれ」「かけ」「かへす」...
から‐ごと【唐琴】
昔、中国から渡来した琴(きん)・箏(そう)の総称。→大和琴(やまとごと)
からさき【唐崎/辛崎】
滋賀県大津市北西部、琵琶湖岸の地名。唐崎神社があり、近江八景の一つ、唐崎の夜雨で知られる。[歌枕]「ささなみの志賀の—幸(さき)くあれど大宮人の船待ちかねつ」〈万・三〇〉
からさわ‐やま【唐沢山】
栃木県南西部、佐野市にある山。標高230メートル。藤原秀郷(ふじわらのひでさと)の居城があった。
からさわやま‐じんじゃ【唐沢山神社】
唐沢山にある神社。旧別格官幣社。祭神は藤原秀郷。
から‐さんがい【唐三界】
はるかに遠い唐の地。唐くんだり。「いつの便宜(びんぎ)に—」〈浄・国性爺〉