まく‐ゆそうたい【膜輸送体】
生体膜を通過して物質を運ぶ機能を備えた膜たんぱく質の総称。輸送体。輸送因子。トランスポーター。「グルコース—」
むじげん‐りょう【無次元量】
物理量の単位をもたない数量。物理的因子を組み合わせた関係式において、長さ・質量・時間といった物理量の次元が相殺されることで得られる。レイノルズ数、マッハ数、微細構造定数などが知られる。
やくがいかんえん‐きゅうさいほう【薬害肝炎救済法】
《「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法」の通称》平成20年(2008)1月に成立した、薬害肝炎被害者を救済す...
やまなか‐いんし【山中因子】
細胞の初期化を誘導する因子(初期化因子)として山中伸弥らが特定した遺伝子。Oct3/4(オクトスリーフォー)・Sox2(ソックスツー)・Klf4(ケーエルエフフォー)・c-Myc(シーミック)の...
ラニビズマブ【ranibizumab】
加齢黄斑変性症の治療に用いられる分子標的薬。商品名ルセンティス。硝子体に注入し、血管内皮増殖因子(VEGF)の働きを非選択的に阻害することによって、新生血管を抑制・退縮する。
リウマトイド‐いんし【リウマトイド因子】
《rheumatoid factor》人や動物の免疫グロブリンG(IgG)抗体にある抗原決定基に対する抗体で、自己抗体の一種。慢性関節リウマチなどの膠原(こうげん)病を起こす。リウマチ因子。
リスク‐いんし【リスク因子】
《risk-factor》特定の疾患にかかりやすい生体の形態的・機能的要素。例えば、動脈硬化症のリスク因子は高コレステロール血症であるなど。危険因子。
リプレッサー【repressor】
《「レプレッサー」とも》調節遺伝子によって作られ、特定の遺伝子群の形質発現を抑制するたんぱく質。オペレーター部分に結合して、それに連なるオペロンの転写を阻止することにより抑制する。抑制因子。
リムルス‐テスト【Limulus test】
医薬品などに細菌に由来する内毒素が含まれていないかを調べる検査。カブトガニの血球から抽出した凝固因子を用いて、グラム陰性菌の内毒素を検出する。
リンホカイン【lymphokine】
抗原を認識したT細胞で生成・放出され、免疫反応を調節する物質の総称。マクロファージ遊走阻止・活性化因子、T細胞増殖因子(インターロイキン2)、B細胞増殖因子、インターフェロンなどがある。