こ‐ゆう【固有】
[名・形動](スル) 1 本来持っていること。「天然の性に—すること」〈福沢・福翁百話〉 2 そのものだけにあること。また、そのさま。特有。「民族—の文化」「北国に—な(の)風土」
こゆう‐うんどう【固有運動】
恒星自身の空間運動による位置変化。ふつう天球上を1年間に動いた角度で表し、単位は秒を用いる。最大はバーナード星の10.3秒であるが、1秒を超す星はまれ。
こゆう‐エックスせん【固有X線】
⇒特性X線
こゆうエネルギー‐しょうひこうりつ【固有エネルギー消費効率】
照明器具の省エネルギーの度合いを表す指標。電力1ワット当たりの明るさであり、照明器具の光量(ルーメン)を定格消費電力(ワット)で割った値となる。単位はルーメン毎ワット(lm/W)。発光効率。光源...
こゆう‐ざいさん【固有財産】
もとからその人のものであった財産。相続や譲渡などによって取得した財産と区別する必要のある場合に用いる語。
こゆう‐しゅ【固有種】
特定の地域に分布が限られる動植物の種。日本のニホンザルなど。
こゆう‐しゅうき【固有周期】
物体が自由振動するとき、揺れが一往復するのにかかる時間。固有振動数の逆数。その物体が最も揺れやすい周期で、物体の性質によって固有の値をとる。 [補説]木造家屋の固有周期は1秒以下、超高層ビルでは...
こゆう‐しゅうはすう【固有周波数】
アンテナや電気回路が共振したとき、振動電流が示す最低周波数。固有振動数。
こゆう‐しょうそくしどうみゃく【固有掌側指動脈】
指の手のひら側の両側面に伸びる動脈。指先で互いに吻合(ふんごう)する。→総掌側指動脈
こゆう‐しんどう【固有振動】
振動体を自由に振動させたときの、その振動体が固有に示す一定数の振動。