天下(てんか)の憂(うれ)いに先(さき)だちて憂(うれ)え天下(てんか)の楽(たの)しみに後(おく)れて楽(たの)しむ
《范仲淹「岳陽楼記」から》すぐれた為政者は天下国家の憂いを世の人々がまだ憂えない前に憂え、天下国家の楽しみを世の人々が楽しんだ後に楽しむ。自己一身のことは問題にしないということ。先憂後楽。
てん‐しょく【天職】
1 天から授かった職業。また、その人の天性に最も合った職業。「医を—と心得て励む」 2 天子が国家を統治する職務。 3 遊女の等級の一。大夫の次の位。天神。「—のゆたかなる道中を見て」〈浮・禁短...
てん‐つい【顛墜】
[名](スル)ころげ落ちること。転落。「国家をして終始其軌道より—せしめざることを務めざる可らず」〈小林雄七郎・薩長土肥〉
てんのうきかん‐せつ【天皇機関説】
明治憲法の解釈において、主権は国家にあり、天皇は法人である国家の最高機関であるとする学説。美濃部達吉らが唱えたが、国体に反する学説として非難され、昭和10年(1935)国体明徴問題を引き起こし...
てんのう‐せい【天皇制】
天皇が君主として国家を統治する体制。明治以後から第二次大戦の終戦に至る明治憲法下での体制。広義には、象徴天皇制を含めていうこともある。 [補説]大正末期に、日本共産党がはじめて用いたといわれる。
てんぴょう‐ぶんか【天平文化】
天平年間(729〜749)を中心に栄えた文化。唐および西域地方の影響を強く受けて国際的な性格を帯び、鎮護国家思想に基づく仏教興隆政策のもと、仏教美術の黄金時代を作り上げた。東大寺法華堂の諸仏や、...
ディアスカネル【Miguel Mario Díaz-Canel Bermúdez】
[1960〜 ]キューバの政治家。カストロ政権の第1副議長として活躍。2018年にはカストロの後任として、国家元首である国家評議会議長に就任した。
ディスインフォメーション【disinformation】
国家・企業・組織あるいは人の信用を失墜させるために、マスコミなどを利用して故意に流す虚偽の情報。
ディー‐ネット【D-NET】
災害救援航空機情報共有ネットワーク。災害時、地上の対策本部・関連機関と救援航空機でやり取りされるデータの規格統一を図り、情報の共有と最適な運行管理を行う。平成25年(2013)より評価実験が始ま...
デジタル‐デバイド【digital divide】
《「デジタルディバイド」とも》コンピューターやインターネットを使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる格差。労働条件や収入、入手できる情報の量や質などにみられる。個人間だけでなく、国家間や地...