つち‐ぐるま【土車】
土を運搬する二輪車。
つちぐるま【土車】
謡曲。四番目物。観世・喜多流。世阿弥作。出家した主人深草少将の幼君を土車に乗せた小次郎が、尋ねる主人と善光寺で巡り合う。
つち‐け【土気】
1 土のようす。湿り気や土くささなど。 2 いなかくさいようす。洗練されていないようす。「売られ買はれて北国の—の賤(しづ)の里なれど」〈浄・反魂香〉
つちけ‐いろ【土気色】
土のような色。生気を失った人の顔色などにいう。つちいろ。
つち‐けむり【土煙】
土や砂が煙のように立ちのぼったもの。つちけぶり。「—を上げて車が走る」
つち‐こね【土捏ね】
1 土をこねること。 2 壁塗りをする職人。左官。 3 壁土をこねる道具。
つち‐ざいく【土細工】
土を焼いてつくった細工物。「深草の里は、家ごとに焼物、—を商ふ見ゆれば」〈滑・膝栗毛・六〉
つちざき【土崎】
秋田市の地名。旧雄物川(おものがわ)の河口港で、近世、土崎湊(つちざきみなと)と称し日本海の港として繁栄。現在は秋田港と改称。
つち‐しき【土敷】
御帳台(みちょうだい)の浜床(はまゆか)の上に敷く繧繝縁(うんげんべり)の畳。
つち‐すがり【土棲蜂】
ジガバチ科のハチ。体長約1センチ。体は黒色の地に黄色の帯があり、腹の各節はくびれる。地中深く穴を掘り、狩った甲虫の幼虫やハナバチなどを運び入れて卵を産みつける。