じ‐ぐち【地口】
1 世間でよく使われることわざや成句などに発音の似通った語句を当てて作りかえる言語遊戯。「下戸(げこ)に御飯」(猫に小判)などの類。上方では口合いという。 2 道路に沿った敷地の長さ。また、家屋...
じぐち‐あんどん【地口行灯】
江戸中期ごろから流行した、地口を書いた行灯。多くは戯画を描き添え、祭礼の折などに路傍に立てたり軒先に掛けたりした。
じぐち‐おち【地口落ち】
落語の落ちの一。地口で話をしめくくるもの。
じぐち‐せん【地口銭】
室町時代、京都・奈良など都市の家屋や田畑に課された臨時の税。
じぐち‐づけ【地口付け】
江戸中期に流行した雑俳の一。地口に、それと関係の深い戯画を描き添えたもの。点者が秀作を選び、勝ちとする。
じぐり【地口】
地口(じぐち)を言うこと。「そこで一つ—をお肴」〈洒・辰巳婦言〉
じぐ・る【地口る】
[動ラ四]《「ぢぐち(地口)」の動詞化》地口を言う。しゃれを言う。「なんだ味に—・るな」〈洒・北廓雞卵方〉