たばる‐ざか【田原坂】
熊本市北部にある坂。明治10年(1877)の西南戦争の激戦地。
熊本県の民謡。西南戦争で死んだ九州男子をしのんで、明治37〜38年(1904〜1905)ごろ作られた。
たまわ・る【賜る〔賜わる〕/給わる】
[動ラ五(四)] 1 「もらう」の意の謙譲語。目上の人から物などをいただく。ちょうだいする。「日ごろお客様からご愛顧を—・っております」「禄ども、しなじなに—・り給ふ」〈源・桐壺〉 2 「与える...
たむけ‐の‐かみ【手向けの神】
旅人の道中の安全を守る神。峠や坂の上に祭られ、昔は、旅人が幣(ぬさ)を手向けた。道祖神(どうそじん)。
たむけ‐やま【手向け山】
道路の神や坂の神などが祭られている峠や山。もと、一般的な呼び名であったものが、滋賀県の逢坂山(おうさかやま)や奈良市若草山の西方など、固有名詞となった所も多い。
たむら【田村】
謡曲。二番目物。今昔物語などに取材。旅僧が清水寺に参詣すると、坂上田村麻呂の霊が現れて寺の縁起と軍功を語る。
たやす‐もん【田安門】
江戸城内郭門の一。九段坂から北の丸に入る門。
たる‐かいせん【樽廻船】
江戸時代、大坂から江戸へ、主として酒樽荷などを運んだ船。船足が速く、幕末には菱垣(ひがき)廻船を圧倒した。たるぶね。
た‐ろう【太郎】
1 長男。また、長男に多くつけられる名。「一姫二—」 2 最初のもの、最大のもの、最高のものをさす語。地名や名詞に添えて用いる。「坂東—(=利根川)」「丹波—(=夕立ち雲)」
たん‐ぜん【丹前】
1 防寒のための部屋着の一種。厚く綿を入れた広袖(ひろそで)の着物。丹前風呂に通う客の風俗からこの名が出た。京坂に起こり、江戸の「どてら」に似る。《季 冬》 2 丹前風呂に通う町奴などの風俗。丹...
たんば‐ぐち【丹波口】
京の七口の一。京都から老ノ坂を経て丹波方面に至る街道口。