ぎおん‐ぼう【祇園坊】
広島県芸北地方から産する渋柿。また、その干し柿。《季 秋》
くいしん‐ぼう【食いしん坊】
[名・形動]食い意地が張って、むやみと食べたがること。また、そういう人や、そのさま。くいしんぼ。「—な子供」
くやしん‐ぼう【悔しん坊】
ひどくくやしがること。また、いつまでも残念がる性質の人。「あの親仁(おやぢ)めが—で、てめえに意趣げえしをしたのだはな」〈滑・膝栗毛・三〉
くろん‐ぼう【黒ん坊】
《「くろんぼ」とも》 1 日に焼けたりして皮膚の色の黒い人。 2 黒色人種を軽蔑(けいべつ)していった語。 3 歌舞伎の黒衣(くろご)。
けちん‐ぼう【けちん坊】
[名・形動]けちな人。また、けちなさま。しみったれ。しわんぼう。けちんぼ。「こんな—な人とは思わなかった」
此(こ)れに懲(こ)りよ道才坊(どうさいぼう)
これに懲りよというのを口拍子よく言ったもの。 [補説]「道才坊」は当て字。「道斎坊」とも書く。撮棒(さいぼう)に打たれて懲りよ、の意。
ご‐ぼう【御坊/御房】
1 僧房、または寺院を敬っていう語。 2 僧を敬ってよぶ語。「師の—」
ごぼう【御坊】
和歌山県西部の市。西本願寺日高御坊の門前町として発達。日高川河口に臨み、製材業が盛ん。人口2.6万(2010)。
さくらん‐ぼ【桜ん坊/桜桃】
「さくらんぼう」に同じ。《季 夏》「茎右往左往菓子器の—/虚子」
さくらん‐ぼう【桜ん坊/桜桃】
桜の果実の総称。特にセイヨウミザクラの実をいい、6月ごろ紅色・黄色に熟したものを食用とするほか、缶詰・ジャムなどにする。おうとう。さくらんぼ。《季 夏》