き‐ざ【危座/危坐】
[名](スル)きちんとすわること。正座。端座。「寂然(じゃくねん)と—して」〈露伴・寝耳鉄砲〉
き‐ざ【箕坐】
足を投げ出して座ること。箕踞(ききょ)。
き‐ざ【起座/起坐】
[名](スル) 1 起きあがってすわること。 2 座を立つこと。「威儀師覚俊—して、南の弘庇(ひさし)に出でて」〈盛衰記・三〉
き‐ざ【跪座/跪坐】
[名](スル)ひざまずくこと。「仏間にはいって行き、—合掌して念仏を称(とな)えたのだから」〈里見弴・安城家の兄弟〉
くるま‐ざ【車座】
多くの人々が輪のように内側を向いて並んで座ること。「—になって酒を飲む」
けっか‐ふざ【結跏趺坐】
《「跏」は足の裏、「趺」は足の甲の意》坐法の一。両足の甲をそれぞれ反対のももの上にのせて押さえる形の座り方。先に右足を曲げて左足をのせる降魔坐(ごうまざ)と、その逆の吉祥坐の2種がある。仏の坐法...
こ‐ざ【孤座/孤坐】
[名](スル)独りで座っていること。独座。「書斎に—している時にくらべると」〈荷風・濹東綺譚〉
こ‐ざ【胡座/胡坐】
[名](スル)両足を組んで座ること。また、その座り方。あぐら。「松川は—して横柄な態度であった」〈島木健作・生活の探求〉
こつ‐ざ【兀坐】
[名](スル)じっとすわっていること。「終日—する我が読書の窓下に」〈鴎外・舞姫〉
ざ【坐】
[人名用漢字] [音]ザ(呉) [訓]すわる います 1 すわる。「坐臥(ざが)・坐禅・坐像/跪坐(きざ)・静坐」 2 すわる所。「坐席」 3 いながらにして。何もせずに。「坐視」 4 かかわり...