垣(かき)堅(かた)くして犬(いぬ)入(い)らず
家庭内が健全であれば、外部からそれを乱す者が侵入してくることはないというたとえ。
かき‐ごし【垣越し】
「垣根越し」に同じ。
かき‐たつ【垣立】
《「かきだつ」とも》和船の左右の舟べりに、垣根のように立てた囲い。かきたて。
かきつ【垣内】
《「かきうち」の音変化か》垣根に囲まれたうち。屋敷地の中。かいと。「吾妹子(わぎもこ)が家の—の小百合花(さゆりばな)ゆりと言へるは否と言ふに似る」〈万・一五〇三〉
かきつ‐た【垣内田】
囲いの中にある田。屋敷地内にある田。「清き御田屋(みたや)の—の池の堤の」〈万・三二二三〉
かき‐どおし【垣通】
シソ科の蔓性(つるせい)の多年草。路傍に生え、茎は四角柱。葉は円形。春から盛夏まで、紫色の唇形の花が咲き続け、花が終わると茎は地に伏して蔓となり非常な勢いで伸びる。全草を漢方で連銭草といい、糖尿...
かき‐どなり【垣隣】
垣根を境にした隣家。
牆(かき)に耳(みみ)あり
《「管子」君臣から》内密の話が他に漏れやすいことのたとえ。壁に耳あり。
かき‐ね【垣根】
1 敷地を限るために設ける囲いや仕切り。竹や植木などで作る。垣。 2 垣の根元。 3 間を隔てるもの。「心の—」
かきね‐ごし【垣根越し】
垣根をはさんで物事がなされること。かきごし。「—に声をかける」