いんが‐にん【因果人】
前世の悪業(あくごう)の報いを受けた人。因果者。
恨(うら)みに報(むく)ゆるに徳(とく)を以(もっ)てす
《「老子」六三章から》恨みのある者に対しても恩徳で報いる。
え‐しょう【依正】
《「依正二報」の略》仏語。依報(えほう)と正報(しょうほう)。過去の業(ごう)の報いとして受ける、環境とそれをよりどころとする身体。
え‐ほう【依報】
仏語。過去の業(ごう)の報いとして受ける、心身のよりどころとしての国土などの環境。⇔正報(しょうほう)。
おう‐ほう【応報】
仏語。善悪の行いに応じて受ける吉凶・禍福の報い。果報。「因果—」
おかし【犯し】
罪を犯すこと。また、罪。罪科。「前(さき)の世の報いか、この世の—か」〈源・明石〉
おん‐がえし【恩返し】
[名](スル)受けた恩に報いること。報恩。「世話になった人に—する」
おん‐ぎ【恩義/恩誼】
報いなければならない、義理のある恩。「—を感じる」「—に報いる」
おん‐こ【恩顧】
情けをかけること。よくめんどうをみること。「—をこうむる」「—に報いる」
おん‐しらず【恩知らず】
恩を受けてもありがたいと思わず、それに報いる気のないこと。また、そういう人。「—の行い」