さ‐にぬり【さ丹塗り】
赤く塗ること。また、塗ったもの。にぬり。「鹿島の崎に—の小舟(をぶね)を設(まう)け」〈万・一七八〇〉
さび‐おさえ【錆押(さ)え】
日本画などで、銀泥や銀地が黒く変色しないように明礬(みょうばん)水を塗ること。
さび‐ぬり【錆塗(り)】
錆漆(さびうるし)を塗ること。また、塗ったもの。
さや‐ぬり【鞘塗(り)】
刀剣類の鞘に色漆を塗ること、およびその技法。また、変わり塗りのこと。
さわ・す【醂す】
[動サ五(四)] 1 渋柿の渋みを抜く。「柿を—・す」 2 水に浸してさらす。「布地を流れに—・す」 3 黒漆をつやの出ないように薄く塗る。「—・したお盆」
した‐ぬり【下塗(り)】
[名](スル)塗装や彩色などの際に、下地を塗ること。また、その塗ったもの。
しぶ‐ずみ【渋墨】
柿渋に灰墨(はいずみ)をまぜ合わせた塗料。防腐剤として板塀などに塗る。
しぶ‐ぬり【渋塗(り)】
柿渋を塗ること。また、塗ったもの。
しゅ‐ぬり【朱塗(り)】
朱色に塗ること。また、塗ったもの。「—の椀(わん)」「—の鳥居」
しら‐ぬり【白塗り】
銀めっきをすること。一説に、白土などで白く塗ること。また、そのもの。「をちこちに鳥踏み立て—の小鈴もゆらに」〈万・四一五四〉