つい‐た・つ【つい立つ】
[動タ四] 1 勢いよく立つ。「—・てる鉤蕨(かぎわらび)」〈梁塵秘抄・二〉 2 急に立ち上がる。さっと立つ。「—・って中門に出でて、侍どもに仰せられけるに」〈平家・二〉 [動タ下二]突き立...
つめ‐あい【詰(め)合い】
1 同じ所に詰めていること。また、その人。「—五人、出方が四人」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 2 論じ合うこと。言い争うこと。「抜け抜かんなどとの—、まことの侍(さぶらひ)のすべきわざならず」〈役者...
て‐くぐつ【手傀儡】
手であやつる人形。また、それをあやつる芸。「八千独楽(やちこま)、蟾舞(ひきまひ)、—、花の園には蝶小鳥」〈梁塵秘抄・二〉
てつ‐はい【鉄肺】
塵肺(じんぱい)の一。金属鉄・酸化鉄などの微粉の吸入による軽微な呼吸器病。肺組織が茶褐色となる。鉄工・鍛冶工(かじこう)に多い。鉄症。鉄沈着症。
てんくう‐こう【天空光】
太陽の光のうち、大気中の水蒸気や塵(ちり)などによって拡散されるか、雲から反射されて地面に到達するもの。直射日光以外の光をいう。
でん‐しゃ【田舎】
《古くは「でんじゃ」とも》いなか。また、いなかの家。「さしもの名物を—の塵になさん事」〈平家・七〉
とし‐おとこ【年男】
1 その年の干支(えと)に当たる男性。節分の豆まき役となる。 2 一家を代表して正月の行事を取りしきる役目の男性。若水をくんだり、年神の供物をととのえたりする。普通はその家の主人があたる。せちお...
とど‐め・く【轟く】
[動カ四]《「どどめく」とも》 1 音がひびきわたる。とどろく。「いかづちの鳴り—・くをり」〈塵袋〉 2 がやがや騒ぎたてる。「人の音多くして、—・き来る音す」〈宇治拾遺・一〉
と‐もん【都門】
都の入り口。また、都のなか。都。都会。「身は—の塵まみれにもなろうものを」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
トンネル‐じんぱい【トンネル塵肺】
トンネル工事に従事して大量の粉塵を吸引したことで肺の機能低下をまねく職業病。→塵肺