みやま‐あけぼのそう【深山曙草】
リンドウ科の多年草。高山の岩地に生え、高さ約30センチ。茎は直立して、毛はない。葉は対生し、卵状楕円形。8月ごろ、暗紫色の花を総状につける。
みやま‐うすゆきそう【深山薄雪草】
キク科の多年草。本州北部の高山に自生し、高さ約15センチ。エーデルワイスに似て全体に白い綿毛をかぶり、葉は線形で互生。茎の上端の葉は輪状につき、その中央に黄色い頭状花を密につける。ひなうすゆきそう。
みやま‐うずら【深山鶉】
ラン科の多年草。常緑で、山中の林内に生える。茎は白色を帯び、地をはう。葉は卵形で、葉面に白斑がある。夏、白色または淡紅色の花をつける。
みやま‐おだまき【深山苧環】
キンポウゲ科の多年草。高山に自生。根茎から、長い柄のある葉が数枚出て、葉は複葉。夏、紫色の花を下向きに開く。オダマキの原種。
みやま‐かたばみ【深山酢漿草】
カタバミ科の多年草。山地に生え、葉は倒卵形の3枚の小葉からなる複葉。4、5月ごろ、白色に淡紫色のすじのある5弁花をつける。叡山(えいざん)かたばみ。
みやま‐きんばい【深山金梅】
バラ科の多年草。高山の湿地などに生え、高さ約10センチ。葉は3枚の小葉からなる複葉。7、8月ごろ、黄色の5弁花を開く。
みやま‐くわがた【深山鍬形】
1 クワガタムシ科の甲虫。体長は雄で約4〜7センチ。体色は濃褐色または黒褐色。成長した雄のあごは湾曲してよく伸び、内側に鋸歯(きょし)をもつ。北海道から九州にかけて分布。 2 オオバコ科の多年草...
みやま‐よめな【深山嫁菜】
キク科の多年草。山地に生え、高さ20〜60センチ。葉は卵形で縁に粗いぎざぎざがある。夏、中央が黄色で周囲が紫色か白色の頭状花を開く。栽培品種にミヤコワスレなどがある。
みやま‐りんどう【深山竜胆】
リンドウ科の多年草。本州中部以北の高山帯に自生し、高さ3〜10センチ。狭卵形の葉が対生し、上のものほど大きい。夏、濃い青紫色の筒状の花を上向きに開く。
みょう‐が【茗荷】
《「めが(芽香)」の音変化という。「茗荷」は当て字》 1 ショウガ科の多年草。地下茎が横に伸び、地上茎は高さ50センチ〜1メートル。葉は長楕円形で、互生。夏から秋にかけ、地際に苞(ほう)が2列に...