ぐん‐し【軍師】
1 大将のもとで、作戦・計略を考えめぐらす人。軍の参謀。 2 策略の巧みな人。策士。「彼はなかなかの—だ」
ぐん‐すい【軍帥】
一軍を統率する総大将。
ぐんちゅう‐じょう【軍忠状】
中世、自分の軍功を大将や軍(いくさ)奉行に提出して、後日の論功行賞の証拠や家門の名誉とした文書。奥や袖(そで)に「一見了」「承了」などの証判を受けたので一見状ともいう。証判状。
け‐う【希有/稀有】
[名・形動] 1 めったにないこと。とても珍しいこと。また、そのさま。まれ。「—な(の)出来事」 2 不思議なこと。また、そのさま。「ここに—なは『いるまん』の『しめおん』じゃ」〈芥川・奉教人の...
気色(けしき)悪(あ)・し
機嫌が悪い。「大将の事につきてこそ、たびたび—・しうくるしけれ」〈宇津保・楼上上〉
けん‐しゃ【懸車】
1 《退官のときに帝から贈られた車を、記念のため高く懸けて子孫に伝えたという「漢書」薛広徳(せつこうとく)伝の故事から》退官すること。 2 《「白虎通」致仕から》中国で定められた退官の年齢。70...
けん‐せんじ【兼宣旨】
平安時代以後、大臣・大将の任官の際、あらかじめ任命の日時を伝える宣旨。兼(か)ね宣旨。
げんじ‐の‐みや【源氏の宮】
狭衣(さごろも)物語の登場人物。先帝の皇女。いとこの狭衣大将や春宮(とうぐう)(後一条院)に愛されるが、神託によって斎院となる。
げん‐すい【元帥】
1 諸将の統率者。全軍の総大将。 2 軍人の階級の最高位。大将の上に位する。 3 日本で、もと元帥府に列せられた陸海軍大将の称号。
げんすい‐ふ【元帥府】
明治31年(1898)に創設された天皇の軍事上の最高顧問機関。陸海軍大将のうち特に功労のあった者で構成された。