かい‐らん【回瀾/廻瀾】
くずれかかる大波。逆巻く怒濤(どとう)。
かながわおきなみうら【神奈川沖浪裏】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。現在の横浜本牧(ほんもく)沖の海上風景を描いた作品で、画面手前には大波と、波に揉まれる3隻の舟が描かれ、その後方に富士山の姿が見える。...
がぶり
[副]大きな口を開けて一気に食いつくさま。また、水などを一息に飲み込むさま。がぶっ。「犬が—とかみつく」「大波がきて水を—と飲んだ」
きっ‐きょう【喫驚/吃驚】
[名](スル)おどろくこと。びっくりすること。「紳士は—し、空を仰いで」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
きゅうめい‐さく【救命索】
航海中の船舶で、動揺が激しいときの歩行を助けたり、大波にさらわれるのを防いだりするため、甲板上に縦横に張り渡すロープ。また、救命艇の外周や潜水夫の身体に結びつけるロープ。
きょう‐とう【狂濤】
逆巻き荒れ狂う大波。怒濤。狂瀾(きょうらん)。
きょう‐らん【狂瀾】
1 荒れ狂う大波。 2 物事が狂い乱れている状態。「時代の—に身をまかせる」
狂瀾(きょうらん)を既倒(きとう)に廻(めぐ)らす
《韓愈「進学解」から》崩れかけた大波を、もと来た方へ押し返す。形勢がすっかり悪くなったのを、再びもとに返すたとえ。回瀾(かいらん)を既倒に反(かえ)す。
きょ‐た【許多/巨多】
数の多いこと。多数。「—の財宝を打棄てて」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
きょだい‐は【巨大波】
海洋で発生する波高が極めて高い波。複数の大波が、偶然に位相が一致して重なることで発生する。予測が困難で、海難事故の原因となる。三角波・フリーク波(一発大波)など。