りょう【陵】
1 大きな丘。 2 天子の墓。日本では、天皇および三后の墓をいう。山陵。みささぎ。→陵墓
りょう‐い【稜威】
天子の威光。みいつ。→御厳(みいつ)
りょう‐が【竜駕】
天子の乗用する車。りゅうが。「翌日—をめぐらして六波羅へなしまゐらせんとしけるを」〈太平記・三〉
りょう‐せん【竜潜】
《竜が水中にひそんでいる意から》英雄・賢人が世に出ないで隠れていること。また、天子がいまだ位に就かないでいること。また、その時期や、その人。りゅうせん。
りょう‐ぼ【陵墓】
みささぎと、はか。天子や天皇・皇后・太皇太后・皇太后を葬る所である陵と、その他の皇族を葬る所である墓。
りん【綸】
[人名用漢字] [音]リン(呉)(漢) 1 絹糸をより合わせたひも。「綸綬(りんじゅ)」 2 釣り糸。「垂綸」 3 おさめ整える。「経綸」 4 天子の言葉。「綸言・綸旨(りんじ)」 [名のり]お...
りん‐ぎょ【臨御】
1 天子の位について国を治めること。 2 天子がその場においでになること。臨幸。
りん‐げん【綸言】
《「礼記」緇衣から。「綸」は組み糸。天子の口から出るときは糸のように細い言葉が、下に達するときは組み糸のように太くなる意》天子の言葉。天皇の仰せごと。みことのり。
綸言(りんげん)汗(あせ)の如(ごと)し
《「漢書」劉向伝から》天子の言葉は、出た汗が体内に戻らないように、一度口から出れば取り消すことができない。
りん‐じ【綸旨】
《綸言の旨の意。「りんし」とも》 1 天子などの命令。また、その内容。綸命。 2 蔵人(くろうど)が天皇の命を奉じて出す奉書形式の文書。平安中期以後に多く出され、料紙は多く薄墨色の宿紙(しゅくし...