がっ‐てん【月天】
1 月天子(がってんし)の治める月の世界。転じて、月。 2 ⇒月天子(がってんし)
がっ‐てんし【月天子】
月を神格化したインド神話の神。のち仏教にとりいれられた。月宮殿に住し、密教では月天とよばれ、仏法守護の十二天の一。月宮天子(がっくうてんし)。
が‐とう【牙纛】
《「纛」はヤクの尾などで飾った大旗》さおの先に象牙の飾りのある、天子や大将軍の旗。「自由の—を樹て」〈東海散士・佳人之奇遇〉
が‐ひょう【賀表】
国家の慶事に際して、臣下が祝いの気持ちを述べて、天子に奉る文。
き【畿】
[常用漢字] [音]キ(漢) 王城から五〇〇里以内の土地。都から遠くない天子の直轄地。「畿内/王畿・近畿・京畿」
ききょ‐ちゅう【起居注】
中国で、天子の側近にいて、その言行を記録すること。また、その官職や、記録された文書。
きみ【君/公】
[名] 1 一国の君主。天皇。天子。 2 自分が仕えている人。主君。主人。「わが—」 3 人を敬慕・親愛の情をこめていう語。「いとしの—」 4 人名・官名などの下に添えて敬意を表す語。男女とも...
きゅう‐ご【九五】
《易で、九を陽とし、五を君主の位に配するところから》天子の位。「ふたたび—の帝位をふませ給はんこと」〈太平記・四〉
きゅうじ‐ちゅう【給事中】
1 中国の官職名の一。秦・漢時代は宮中で給仕をする下級の役職であったが、隋・唐代以降は門下省に属し、天子の詔勅を審議する要職となった。明・清代は天子をいさめる官。 2 少納言(しょうなごん)の唐名。
きゅう‐てい【九鼎】
《夏(か)の禹(う)王が九つの州から金を貢上させて鼎(かなえ)を作り、天子の象徴として夏・殷(いん)・周3代に伝えたというところから》非常に貴重なもの。