どす‐ごえ【どす声】
濁った太い声。どすのきいた声。「生得(うまれつき)の—で」〈里見弴・多情仏心〉
ナウマン‐ぞう【ナウマン象】
第四紀更新世後期に栄えたゾウの一種。中国から日本にかけての温帯地域に生息し、化石が日本各地から発見される。肩高約3メートル、牙は長さ約2メートルで湾曲し、前肢が太い。名はE=ナウマンにちなむ。
なか‐ぐろ【中黒】
1 記号活字の「・」。縦書きの小数点、同種のものの並列の区切りなどに用いる。中点(なかてん)。 2 ワシの矢羽で、上下が白く、中央に黒い切斑(きりふ)のあるもの。黒い部分の大小によって大中黒・小...
なご‐らん【名護蘭】
ラン科の常緑多年草。暖地の樹上などに着生。茎の下部から太い気根を出す。葉は長楕円形で厚く、夏、数個の香りのある白い花が咲く。名は沖縄の名護岳にちなむ。
にく‐ぶと【肉太】
[名・形動]文字の線が太いこと。また、そのさま。「—な(の)力強い字」⇔肉細。
にしき‐がい【錦貝】
イタヤガイ科の二枚貝。海岸の岩に付着し、殻長約4センチ。アズマニシキガイに似るが、殻表に鱗片(りんぺん)状の突起の並ぶ太い放射状の肋(ろく)がある。色は白・褐色・紅色などさまざま。本州中部以南に...
に‐の‐いと【二の糸】
三味線の第2の弦。一の糸よりも細く、三の糸よりも太い。
ねぎ【葱】
ヒガンバナ科の多年草。葉は太い管状で先がとがり、中に粘液を含む。初夏、管状の花茎を出し、先にねぎ坊主とよばれる白緑色の小花が球状に密生する。野菜として栽培され、葉の白い部分を食べるものを根深ネギ...
のぞ・ける【覗ける】
[動カ下一] 1 一部分が他から見られる。一部分が現れる。「太い首から—・けるあたりが真白に脂ぎっている」〈康成・雪国〉 2 一部分を外に出す。「横着にも—・けた顔を引っ込めもしずにいた」〈里見...
の‐ばかま【野袴】
江戸時代、武士の旅行や火事装束などに着用した袴。緞子(どんす)や錦(にしき)・縞織物を用い、裾に黒ビロードの太い縁をつけた。