かが‐ぶし【加賀節】
1 室町時代に流行した小歌。加賀国から出た遊女(加賀女(かがめ))が都で歌いはやらせたものという。 2 「嘉太夫節(かだゆうぶし)」に同じ。 3 万治・寛文(1658〜1673)のころ、江戸で歌...
かき‐すて【書(き)捨て】
《「かきずて」とも》 1 書き捨てること。また、そのもの。 2 書き置き。「—の玉章(たまづさ)千束(ちつか)に積もり」〈浄・女夫池〉
か‐ぎゃく【苛虐】
[名・形動](スル)人を手ひどく扱って、いじめ苦しめること。また、そのさま。「雇夫の待遇(とりあつかい)是の如く—ならざるべし」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉 「常に悔恨と焦躁と取越苦労とに—せられて...
かく‐かぞく【核家族】
《nuclear family》ひと組の夫婦とその未婚の子供からなる家族。家族の基礎単位とされる。
かくし‐え【隠し絵】
絵の中に、よく注意して見なければわからないように工夫して、他の絵を描き込んであるもの。さがし絵。
かくし‐おとこ【隠し男】
女がひそかに関係している男。隠し夫(づま)。情夫。「男女の、忍びて物言ふ気色しけり。さればよ、—来にけり、と思ひて」〈宇治拾遺・二〉
かく‐しゃく【矍鑠】
[ト・タル][文][形動タリ]年をとっても丈夫で元気のいいさま。「—たる老人」「老いてなお—としている」
かくたに‐の‐もんだい【角谷の問題】
「コラッツ予想」に同じ。数学者の角谷静夫が取り組んだことからの名。
かくだゆう‐ぶし【角太夫節】
古浄瑠璃の一派。寛文(1661〜1673)のころ、京都で山本角太夫(のちに土佐掾(とさのじょう))が創始。この派から文弥節(ぶんやぶし)が生まれた。土佐節。
かくねん‐むしょう【廓然無聖】
仏語。「碧巌録」にある言葉で、大悟(だいご)の境地には聖人と凡夫の区別はないということ。