いちげんのこと【一絃の琴】
宮尾登美子の時代小説。土佐を舞台に一弦琴に魅せられた二人の女性の半生を描く。昭和53年（1978）刊行。同年、第80回直木賞受賞。平成12年（2000）テレビドラマ化。
いち‐こ【市子／巫女／神巫】
１ 神霊・生き霊(りょう)・死霊(しりょう)を呪文を唱えて招き寄せ、その意中を語ることを業とする女性。梓巫(あずさみこ)。巫女(みこ)。口寄(くちよ)せ。 ２ 神前に奉仕して、神楽(かぐら)を奉...
いちねんのぼっか【一年の牧歌】
河野(こうの)多恵子の小説。結核を患った女性の、1年間の禁欲生活を描く。昭和55年（1980）刊行。同年、第16回谷崎潤一郎賞受賞。
いちめ‐がさ【市女笠】
かぶり笠の一。菅(すげ)などで編み、中央に高く巾子形(こじがた)という突起を作った笠。市女が使用したのでこの名を生じたが、平安中期ごろには上流の女性の外出用となり、男子も雨天のときなどに用いた。
いちょう‐がえし【銀杏返し】
女性の髪形の一。鬢(びん)・髱(たぼ)・前髪を束ねた髪を左右二つに分けて、低い髷(まげ)を作ったもの。江戸末期から流行し、明治・大正ごろが最盛期であった。
いちょう‐くずし【銀杏崩し】
女性の髪形の一。銀杏髷(まげ)の変形で、浅葱(あさぎ)または紫の縮緬(ちりめん)を髷に巻き込んだもの。幕末の江戸で流行。もとは少女の髪形。
いちょう‐まげ【銀杏髷】
女性の髪形の一。髷をイチョウの葉の形に広げて結ったもの。江戸時代に流行。いちょうわげ。
いっさい‐たふ【一妻多夫】
一人の女性が同時に二人以上の男性を夫とすること。また、その婚姻形態。ポリアンドリー。多夫婚。
いってん‐こう【一点紅】
《王安石「咏柘榴詩」から》 １ 青葉の中に咲いている一輪の紅い花。 ２ ザクロの花。 ３ 多くの男性にまじる、ただ一人の女性。紅一点。
いっぷ‐たさい【一夫多妻】
一人の男性が同時に二人以上の女性を妻とする婚姻形態。イスラム圏などにみられる。ポリジニー。
