うしろ‐むすび【後ろ結び】
帯を背後で結ぶこと。後ろ帯。近世、遊女が前結びにしていたのに対し、堅気の女性の風俗。
氏(うじ)無(な)くして玉(たま)の輿(こし)
女性は家柄がよくなくても、器量次第で富貴の人の愛を得て高い地位に上れるということ。
うじ‐の‐おおいぎみ【宇治の大君】
源氏物語の宇治十帖に登場する女性。宇治の八の宮の長女で、薫(かおる)の求愛をしりぞけ死去する。
うす‐かわ【薄皮】
1 薄い膜のような皮。 2 「薄皮饅頭(まんじゅう)」の略。 3 女性などの、透き通るように色白の肌。「鬢(びん)の毛半(なか)ば白くなっているが、全体—の色白で」〈小杉天外・初すがた〉 4 経...
薄皮(うすかわ)の剝(む)けたよう
色が白くてきめの細かい肌で、いきな女性を形容する語。
うず【渦】
榛葉英治の処女小説。女性の不可解な性を描く。昭和23年(1948)から翌昭和24年(1949)にかけて「文芸」誌に連載。単行本は昭和31年(1956)刊行。
うず‐たか・い【堆い】
[形][文]うづたか・し[ク] 1 積み重なって高く盛り上がっている。「—・く積もった土砂」 2 気品がある。「宮殿(くうでん)楼閣錦の戸張のその中に、さも—・き女性(にょしゃう)ましまし」〈浄...
うたい‐め【歌い女】
歌や踊りで酒席などに興を添える女性。うため。
うた‐ひめ【歌姫】
1 歌を巧みに歌う女性。芸妓をいうこともある。 2 歌を歌うことを職業とする女性。女性歌手。女流声楽家。 [補説]作品名別項。→歌姫
うち‐かけ【打(ち)掛(け)/裲襠】
《他の衣類の上から打ち掛けて着るところから》 1 着流しの重ね小袖の上に羽織って着る小袖。近世の武家女性の礼服。公家の場合は掻取(かいどり)と呼んで用い、町家でも、時に拝領と称して式服に用いた。...