お‐はぐろ【御歯黒/鉄漿】
《「歯黒め」の女房詞》 1 歯を黒く染めること。上代から上流婦人の間に行われた風習。平安後期には公家や武家の男子も行い、のち民間にも流行し、江戸時代には既婚婦人のしるしとなった。かねつけ。 2 ...
おは‐づけ【御葉漬(け)】
「菜漬け」をいう女房詞。
お‐ひや【御冷や】
1 《女房詞「お冷やし」の略から》冷たい飲み水。 2 《冷御膳(ひやごぜん)の「ひや」に「お」を付けたもの》冷や飯。
お‐ひやし【御冷やし】
水をいう女房詞。おひや。
お‐ひら【御平】
1 《女房詞から》平椀(ひらわん)。 2 平椀に盛りつけた料理。 3 鯛(たい)をいう女房詞。
おひる‐な・る【御昼成る】
[動ラ四]お起きになる、お目覚めになるの意の女房詞。「—・りて、けふもむめほうしにて大ふくまゐる」〈御湯殿上日記〉
おまえ‐たち【御前達】
[代]二人称の人代名詞。複数の同輩以下の相手をさしていう語。 [名]宮仕えの女房たち。「—も必ずさ思すゆゑ侍らむかし」〈更級〉
お‐まわり【御回り/御巡り】
1 (御巡り)巡査のこと。また、広く警察官のこと。おまわりさん。 2 犬にぐるぐる回るように命令するときにいう語。 3 《飯の周りに置くところから》飯の菜(さい)をいう女房詞。おかず。おめぐり。
お‐むし【御蒸し】
《豆を蒸して作るところから》味噌(みそ)をいう女房詞。
お‐めぐり【御回り】
1 宮中で、夏の土用中に供えられた味噌煮の団子。 2 飯の菜、あるいは菜を盛る器をいう女房詞。 3 すりこ木をいう女房詞。 4 月経。つきのもの。