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辞書
《「歯黒め」の女房詞》
1 歯を黒く染めること。上代から上流婦人の間に行われた風習。平安後期には公家や武家の男子も行い、のち民間にも流行し、江戸時代には既婚婦人のしるしとなった。かねつけ。
2 歯を黒く染めるのに用いる液。古い鉄くずを茶の汁または酢に浸して作る。筆にこの液を含ませ、五倍子 (ふし) の粉をつけて歯に塗る。かね。
3 「御歯黒蜻蛉 (とんぼ) 」の略。《季 夏》「—や旅人めきて憩 (やす) らへば/汀女」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
おはぐろおや【御歯黒親】
女性が初めてお歯黒をするとき、その儀式の世話をする婦人。筆親。かねおや。
おはぐろつぼ【御歯黒壺】
お歯黒の液を入れておく壺。
おはぐろどぶ【御歯黒溝】
《遊女たちが使ったお歯黒の汁を捨てたところからという》江戸新吉原遊郭を囲むみぞ。遊女の逃亡を防ぐために設けたもの。大どぶ。
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出典:青空文庫
・・・御歯黒蜻蛉が、鉄漿つけた女房の、微な夢の影らしく、ひらひらと一つ・・・ 泉鏡花「伯爵の釵」
・・・のに、縁遠くて、一生鉄漿をお附けせずにお暮しなさったのでございま・・・ 太宰治「葉」
・・・見せようとして、紅と鉄漿とをつけているのであるか。」 答。「みん・・・ 太宰治「もの思う葦」
御歯黒蜻蛉
御歯黒花
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