たいはいしまい【退廃姉妹】
島田雅彦の長編小説。第二次大戦後の東京で、自宅を進駐軍向けの慰安所にして生き抜こうとする姉妹の姿を描く。平成17年(2005)刊。翌年、第17回伊藤整文学賞受賞。
たぐい【類い/比い】
《動詞「たぐう」の連用形から》 1 同じ種類のもの。同類。「市場にこの—の物が出まわる」「小動物の—」 2 同じ程度のもの。同等のもの。「—まれな才能」 3 一緒にいるもの。仲間。「同じさまにも...
たっしり
[副]十分に。たっぷり。「(姉ト妹ノ)どちらにも女な子がござるによって、両姪(めい)(=刀ノ銘ニカケル)—とあると申します」〈狂言記・粟田口〉
たね‐がわり【種変(わ)り/胤変(わ)り】
1 母が同じで父の違う兄弟姉妹。種違い。 2 授粉の工夫により植物の変種を作り出すこと。また、その変種。
タルト‐タタン【(フランス)tarte tatin】
リンゴのキャラメリゼを型に敷き、上からパイ生地をかぶせて焼き上げた菓子。焼き上がりをひっくり返し、生地を下にして供する。 [補説]タタンは、考案者の姉妹の名からという。
ちい‐ねえさん【小姉さん】
何人かいる姉のうち、自分に年齢の近い方を敬っていう語。→大姉さん
ちがい【違い】
1 違うこと。異なること。「趣味の—」「実力の—」「三つ—の姉」 2 誤ること。まちがい。「文字の—を正す」
ち‐きょうだい【乳兄弟】
血縁はないが、同じ女性の乳で育てられた人どうし。 [補説]書名別項。→乳姉妹
ちくしょう‐づら【畜生面】
畜生のような顔つき。義理・人情を欠く者をののしっていう語。「姉を去れの離別のとは、ようもいうた、—」〈浄・堀川波鼓〉
ちちとらん【乳と卵】
川上未映子の中編小説。娘を連れて豊胸手術のため大阪から上京してきた姉と主人公の三日間を描く。平成19年(2007)発表。同年、第138回芥川賞受賞。