しゅてん‐どうじ【酒呑童子/酒顛童子】
丹波の大江山に住んでいたという伝説上の鬼の頭目。都に出ては婦女・財宝を奪ったので、勅命により、源頼光が四天王を率いて退治したという。御伽草子・絵巻・謡曲・古浄瑠璃・歌舞伎などの題材となっている。
しりうち‐まつり【尻打ち祭】
富山市婦中(ふちゅう)町鵜坂(うさか)の鵜坂神社で、6月16日(もと陰暦5月16日)に行われる祭り。神官が婦女にその年に関係した男の数を言わせ、その数だけサカキのつえで女の尻を打つ。笞(しもと)...
じゅん‐けい【閏刑】
武士・僧侶など特定の身分の者、または婦女・老幼者・身障者などに対して、本刑の代わりに科した寛大な刑。律令制のもとでは、官吏の免官、僧侶の還俗(げんぞく)など。江戸時代には、武士の閉門、婦女の剃髪...
じょうるりをよもう【浄瑠璃を読もう】
橋本治が平成24年(2012)に刊行した浄瑠璃の解説書。「義経千本桜」「冥途の飛脚」「妹背山婦女庭訓」など浄瑠璃の主要な作品を解説する。続編に「もう少し浄瑠璃を読もう」がある。
すけ【助】
[名] 1 助けること。手伝うこと。また、その人。「貴様だったろう、爺の—をして遣ったのは」〈木下尚江・良人の自白〉 2 芝居・演芸などで、応援出演する人。また、ある人の代わりに出演する人。代...
すて‐ぶち【捨(て)扶持】
1 江戸時代、由緒ある家の老幼・婦女・身体障害者などに救助のために与えた扶持米。 2 転じて、役に立たない者へ捨てるつもりで与える給料や生活費。「—で雇っておく」
ちれい【地霊】
《原題、(ドイツ)Der Erdgeist》ウェデキントによる戯曲。1895年発表。1898年初演。「パンドラの箱」とあわせてルル2部作と呼ばれ、ベルクの最晩年のオペラ作品「ルル」の原作として...
てんじょうのあお【天上の青】
曽野綾子の長編小説。昭和63年(1988)から平成2年(1990)にかけて「毎日新聞」に連載。単行本は平成2年(1990)刊行。昭和46年(1971)に群馬で起こった連続婦女暴行殺人事件をモチー...
ふ【婦】
[音]フ(漢) ブ(呉) [訓]よめ おんな [学習漢字]5年 1 夫のある女。人妻。「家婦・寡婦(かふ)・主婦・新婦・先婦・夫婦(ふうふ)」 2 成人した女。「婦女・婦人/賢婦・娼婦(しょうふ...
ふ‐じょし【腐女子】
《「婦女子」に掛けた語》アニメーションや漫画、特にやおい・ボーイズラブ系の作品への嗜好が強い女性をさす隠語。当人たちが「世間受けしない趣味をもつ腐った女子」と自虐的に用いたことからという。