あい‐きょう【愛嬌/愛敬】
《古くは「あいぎょう」》 1 にこやかで、かわいらしいこと。「—のある娘」「口もとに—がある」 2 ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。「—たっぷりに話す」 3 相手を喜ばせるような言葉・振る舞...
あ‐きょう【阿嬌】
《「阿」は親しみを表す語、「嬌」は漢の武帝の蕭(しょう)皇后の幼名》美しい女の人。「五人の—が手早く杯盤を片寄す所に」〈蘆花・黒潮〉
男(おとこ)は度胸(どきょう)女(おんな)は愛嬌(あいきょう)
男には度胸が、女には愛嬌が大切だ、の意。
きょう【嬌】
[音]キョウ(ケウ)(呉)(漢) あでやか。なまめかしい。「嬌姿・嬌笑・嬌声・嬌態/愛嬌」
ご‐あいきょう【御愛嬌/御愛敬】
「愛嬌4」に同じ。「とんだ—だ」
ぶ‐あいきょう【無愛敬/無愛嬌】
[名・形動]愛敬がないこと。かわいげのないこと。また、そのさま。「江戸っ子は—なものだね」〈漱石・彼岸過迄〉