お‐だて【小楯】
[名]小さな楯(たて)。また、楯。「木幡(こはた)の道に遇はしし嬢子(をとめ)後手(=ウシロ姿)は—ろかも」〈記・中・歌謡〉 [枕]《楯を立て並べたように山が連なるところからという》地名「や...
お‐ひめ‐さま【御姫様】
1 姫を敬っていう語。 2 純情で世事にうとく、おっとりした娘。お嬢様。 3 《姫糊(ひめのり)から》糊。
オールド‐ミス
《(和)old+miss》婚期を過ぎても未婚でいる女性。老嬢。ハイミス。 [補説]英語ではold maid; spinsterなどというが、現在はあまり用いない。
か・する【嫁する】
[動サ変][文]か・す[サ変] 1 嫁に行く。とつぐ。「梅子嬢(さん)も亦た細川に—・することを喜んで居るようである」〈独歩・富岡先生〉 2 嫁にやる。とつがせる。「お勢を—・するのが厭になって...
かみ‐しも【上下】
1 かみと、しも。うえの部分と、したの部分。身分の上位と下位、川上と川下、上半身と下半身、舞台の上手と下手、上の句と下の句など。「大井川かはのしがらみ—に千鳥しば鳴く夜ぞふけにける」〈夫木・一七...
きも‐だましい【肝魂】
《「きもたましい」とも》 1 胆力。気力。きもだま。「貴嬢方(あなたがた)御婦人に対(むか)うと—が縮んで」〈魯庵・社会百面相〉 2 心。「—も身にそはず、あきれたるさまにて」〈平家・三〉
けん【権】
[名] 1 他を支配する力。権力。「兵馬の—を握る」 2 物事を行う資格。また、他に対して物事を主張・要求する資格。権利。「参政—」「サーブ—」「嬢様の聟君を択ぶ—は俺にあるんだ」〈魯庵・社会...
こい‐さん
《「こいとさん」の略》末のお嬢さん。関西地方で、使用人が主人の末娘をよぶときに使う。
こころ‐いれ【心入れ】
1 あれこれと気を遣うこと。心遣い。配慮。「馴染の客だけにする…—だった」〈万太郎・続末枯〉 2 心の奥底。考え。「貴嬢(あなた)の御—をも承り、飛立つ程うれしくは思いましたが」〈露伴・露団々〉...
ご‐そくじょ【御息女】
他人の娘を敬っていう語。ご令嬢。