あかいはしのしたのぬるいみず【赤い橋の下のぬるい水】
辺見庸の中編小説。平成4年(1992)、雑誌「文学界」に掲載。平成13年(2001)公開の今村昌平監督による映画化作品がある。
あさぎり【朝霧】
永井竜男の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は、昭和24年(1949)、「文学界」誌に発表、同年の第2回横光利一賞を受賞。作品集は昭和25年(1950)刊行で、ほかに「『あひびき』か...
いしのニンフたち【石のニンフ達】
宮原昭夫の短編小説。昭和41年(1966)、第23回文学界新人賞を受賞した著者のデビュー作品。同作を表題作とする小説集は昭和44年(1969)刊行。
いずくのかに【いづくの蟹】
光岡明の小説。昭和51年(1976)「文学界」誌に発表。第75回芥川賞候補作となる。
イッツオンリートーク【イッツ・オンリー・トーク】
絲山秋子の処女小説。平成15年(2003)、第96回文学界新人賞受賞。
いのちのしょや【いのちの初夜】
北条民雄の短編小説。自身のハンセン病療養施設への入所体験を描いた私小説。原題は「最初の一夜」で、昭和11年(1936)川端康成により改題され、「文学界」誌に発表。第2回文学界賞を受賞した。
うみとどくやく【海と毒薬】
遠藤周作の小説。昭和32年(1957)「文学界」誌に発表。太平洋戦争中に起きた九大生体解剖事件を題材に、生命の尊厳と戦争の狂気を描く。 を原作とする映画。熊井啓監督・脚本、昭和61年(19...
えいり【影裏】
沼田真佑の小説。会社員の男性と元同僚との交流を、東日本大震災を背景に描く。平成29年(2017)、第122回文学界新人賞を受賞し発表。同年、第157回芥川賞受賞。
えんらいのきゃく【遠来の客】
米谷ふみ子の小説。昭和60年(1985)刊の作品集「過越しの祭」に収録。同年、第60回文学界新人賞受賞。自閉症児の母である自身と家族をモデルとした作品。
おきなわのしょうねん【オキナワの少年】
東峰夫の小説。米国統治時代の沖縄の現実を描く。昭和46年(1971)、第33回文学界新人賞、第66回芥川賞受賞。昭和58年(1983)映画化。