うずまき
(うづまき)上田敏の中編小説。明治43年(1910)発表。詩人・英文学者として知られる著者による唯一の小説。 (渦巻)渡辺霞亭による長編の家庭小説。華族の家督相続争いの中で苦難を乗り越えてい...
うちだ‐よしかず【内田祥三】
[1885〜1972]建築学者。東京の生まれ。東大教授、のち同総長。関東大震災後の東京の都市計画を指導した。文化勲章受章。著「建築構造汎論」など。
うちゅうさい‐タイヒミュラーりろん【宇宙際タイヒミュラー理論】
数学者の望月新一が整数論の未解決の難題「ABC予想」を証明するため、約10年の歳月をかけて独自に構築した理論。ドイツの数学者O=タイヒミュラーが考案したタイヒミュラー空間論に、宇宙際(さい)とい...
ウッド‐ごうきん【ウッド合金】
ビスマス・鉛・錫(すず)・カドミウムからなる合金。融点が約70度と低く、ヒューズ・火災用安全装置などに用いる。米国の物理学者ウッド(Wood)が発明。
うつし‐み【現し身】
現在生きている身。うつせみ。「こうして—の女の肉に引きずられる執念は」〈石川淳・普賢〉 [補説]江戸時代の国学者が上代語の「うつしおみ」また「うつそみ」「うつせみ」の原形を「現し身」と考えて作り...
う‐ふ【迂腐】
[名・形動]世事に疎く、役に立たないこと。また、そのさま。「—にして活用なきの学者」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉
ウプサラ【Uppsala】
スウェーデン南東部の学園都市。ストックホルムの北約60キロメートル、フューリソン川沿いに位置する。1477年創立のウプサラ大学、ウプサラ大聖堂、博物学者リンネ記念植物園などがある。セルシウス、ハ...
ウプサラ‐だいせいどう【ウプサラ大聖堂】
《Uppsala Domkyrka》スウェーデン南東部の都市、ウプサラにある大聖堂。北欧最大級の教会建築として知られる。13世紀後半に建造が始まり、完成まで1世紀以上の歳月を費やした。19世紀末...
うみなり【海鳴】
津村節子の長編歴史小説。江戸時代の佐渡鉱山を舞台に、遊女と貧しい人足の恋と運命を描く。同人誌「文学者」に昭和39年(1964)から昭和40年(1965)にかけて連載。単行本は昭和40年(1965...
うめさお‐ただお【梅棹忠夫】
[1920〜2010]民族学者。京都の生まれ。はじめ動物学を専攻したが、モンゴルやカラコルムなどでのフィールドワークを経て民族学・文化人類学の研究に移行。国立民族学博物館の設立に尽力、初代館長と...