クライン‐の‐つぼ【クラインの壺】
二つのメビウスの帯を境界線に沿ってはり合わせるとできる、境界がなく表裏の区別もない閉曲面。三次元空間では実現せず、模型図によって示される。ドイツの数学者フェリックス=クラインによって考案された。...
クラウン‐エーテル【crown ether】
酸素原子が環の一部をなす、環状のポリエーテルの総称。名称は分子模型が王冠に似ていることに由来。一般構造式 (-CH2-CH2-O-)n で表され、環を構成する全原子数をx、酸素原子数をyとすると...
クラーク‐すう【クラーク数】
《Clarke number》地球表面下約16キロまでの元素の存在比を質量百分率で示したもの。米国の地球化学者クラークにより算出された。
クレルモン‐フェラン【Clermont-Ferrand】
フランス南東部、オーベルニュ‐ローヌ‐アルプ地方、ピュイ‐ド‐ドーム県の県都。古くからオーベルニュにおける経済、文化の中心地として発展し、現在は工業が盛ん。1095年、ローマ教皇ウルバヌス2世が...
クロイツ‐ぐん【クロイツ群】
近日点が太陽に極めて近い、類似した軌道をもつ彗星の一群。太陽の近くをかすめるように通過するサングレーザーに含まれる。名称は、ドイツの天文学者ハインリヒ=クロイツが、これらの彗星の一群は数百年前に...
クロムウェル‐かいりゅう【クロムウェル海流】
太平洋赤道潜流の異称。1950年代に米国の海洋学者クロムウェル(Townsend Cromwell)が東太平洋で発見したところから名づけられた。→赤道潜流
クロンキスト‐たいけい【クロンキスト体系】
1980年代に米国の植物学者クロンキストが提唱した、被子植物の分類体系。被子植物の花は、花被・雄しべ・雌しべなどが螺旋(らせん)状に配列した両性花に起源するというストロビロイド説に立脚。従来の新...
くん‐せん【薫染】
[名](スル)《香気が他に染み込むところから》よい感化を受けること。また、与えること。「良き先輩の—をこうむる」「五年を独逸(ドイツ)に—せし学者風を喜び」〈紅葉・金色夜叉〉
クンツァイト【kunzite】
リチア輝石のうち、透明な紫色または桃色で宝石となるもの。名は、米国の宝石学者クンツにちなむ。
クンバコナム【Kumbakonam】
インド南部、タミルナドゥ州の町。カーベリ川下流部に位置する。7世紀にチョーラ朝の都が置かれ、サランガパニ寺院やクンベシュワラ寺院をはじめ、多くのヒンズー教寺院がある。聖なる池マハマカムで12年に...