しゅご‐うけ【守護請】
室町時代、守護が国衙(こくが)領・荘園の年貢を一定額で請け負った制度。武士の侵略に苦しんだ荘園領主・知行国主が、守護にその経営を一任する代わりに一定の年貢の確保を図ったもの。
しゅご‐し【守護使】
中世、守護から派遣されて、その領国で検断、判決の強制執行、段銭(たんせん)の徴収などに当たった臨時の使者。守護所使。しゅごつかい。
しゅご‐しき【守護職】
守護の職。また、その権利・得分。しゅごしょく。
しゅご‐しん【守護神】
1 個人や集団を守護し、安全と繁栄をもたらすとされる神。まもりがみ。しゅごじん。 2 (比喩的に)スポーツで、チームを相手の攻撃などから守る人。特に、野球でのクローザー、サッカーなどでのゴールキ...
しゅご‐せいじん【守護聖人】
カトリック教会で、個人・職業・身分・聖堂・都市・国家などについて、その保護者、代祷(だいとう)者として敬われている聖人。
しゅご‐だい【守護代】
中世、任国に赴いて守護の職務を代行した人。守護代官。
しゅご‐だいみょう【守護大名】
室町時代、任国に勢力を張って領国支配を進めた守護。吏僚的性格の強い鎌倉時代の守護とは区別される。→守護2
しゅご‐ふにゅう【守護不入】
中世、守護使がその地域に立ち入って段銭(たんせん)徴収や罪人逮捕をするのを禁止すること。寺社・権勢家の荘園の特権であった。守護使不入。
しゅご‐れい【守護霊】
心霊主義的な考えに基づいて、人に付き添い、その人を見守っているとされる霊。 [補説]心霊研究家浅野和三郎(1874〜1937)が英語「guardian spirit」の訳語として提唱した語。背後...
しゅ‐さい【守歳】
大みそかに夜明かしして新年を迎えること。《季 冬》